Komatsu九の広報担当Tが、毎月気になる品をピックアップする連載「Nineの銘品」。小松駅周辺に用事があってKomatsu九にふらっと辿りついたあなたも、レンタルスペースやコワーキングスペースをご利用のあなたも、ぜひKomatsu九の銘品を楽しんでほしい。そんな気持ちで、小松の食材で作られた絶品フードや、小松ならではの素敵なお土産などをご紹介していきます。
今回ご紹介するのは、「ふぐの子あいすくりいむ(税込432円)」。”だまされたと思って食べてみまっし”のメッセージに思わず食いついてしまう、この暑い夏に食べたくなるアイスクリームです。
珍味一筋百七十年余りのすみげんさん。そんなすみげんさんの代表的な珍味とされる「ふぐの子」。
「ふぐの子」というのは、ふぐの中で最も毒性の強い部分とされるふぐの卵巣を、塩麹で1年間塩漬したあと、さらに2年間糠(ぬか)と多年使用の独自の魚汁に漬け込み発酵させることで無毒化し、食べられるようにしたもの。
(猛毒のふぐの卵巣を無毒化するメカニズムは未だ化学的に解明されていません)
江戸時代から続く製法を守りながら作り続けられており、厚生労働省によって石川県でしか作ることを許されていません。
そのまま食べることもできれば、特徴的なふぐの子の塩味と食感を活かして、チャーハンやパスタ、クリームスープなどに混ぜることもできたりと、食べ方もさまざま。
そんなふぐの子をデザートにしたのがこの「ふぐの子あいすくりいむ」です。
私自身、ふぐの子を食べるのは初めてなので、どんな味なのかワクワクしつつ、さっそくいただきます。
アイスクリームは優しいバニラ味。
アイスの原料となる生乳は、石川県河北潟の契約農家さんの生乳のみを使用しています。
そんなバニラ味と合わさっているのが、見た目からも伝わるプチプチっとした粒。これが、このアイスクリームの主役であるふぐの子です。
バニラ味の甘さの中に広がる、ふぐの子ならではの塩味とプチプチっとした食感がアクセントとなり、さっぱりとした爽やかな新感覚のアイスクリームに。
「石川県だけで作られるふぐの子の糠漬(ぬかづけ)を、若い人にも知ってもらえるように、食べてもらえるように。そして、どんな人でも親しみやすいものを。」という想いから誕生した ふぐの子あいすくりいむ。
当初は、アイスクリームと合うのか?と疑問を抱く人もいましたが、いざ食べてみると「クセになる味で美味しい」という声があがり、今ではたくさんのお客さんから愛される商品になりました。
ふぐの子初挑戦の私も、ペロリと完食。
小さなお子様から大人の方まで、どなたにとっても食べやすい。新しいけど、馴染みやすい。そんなアイスクリームの味に魅了されました。
すみげん 店長の角谷さんによると、お酒ともよく合うとのこと。
「中でも日本酒との相性が良く、コースのデザートとしても使われることがあります。ふぐの子あいすくりいむを食べて、あともう一杯!なんてことも。」と教えてくださいました。
厳しい暑さに食欲も奪われる8月。そんな暑さにも負けない優しい甘さの逸品。ご家族やお友達、普段お世話になっている方への可愛らしい手土産としても喜ばれるのではないでしょうか。
「石川県の食文化が詰まった、石川県のご当地アイスクリームとして楽しんでもらいたい。」と 角谷さん。
「ふぐの子×アイスクリーム」という見た目からもワクワクするふぐの子あいすくりいむを、みなさんも”だまされたと思って食べてみまっし”。
<Production company情報>
嘉永年間創業 手打ち蕎麦と乾物のお店 すみげん
TEL:0761-22-4214
URL:https://www.sumigen.co.jp/
<shop情報>
小松土産店(こまつとさんてん)
Komatsu 九/SOUVENIR & CAFE AREA内
営業時間:8:00~18:00(観光案内所)8:00~20:00(ショップ)
定休日:なし
TEL:0761-21-8208
URL:https://www.instagram.com/komatsuguide/